打診方法に代わる赤外線調査の増加
デパートやホテル、病院などの不特定多数の人々が利用する建物を特定建築物といいますが、これらの建物は老朽化や設備不備などによって事故や災害による損壊を防ぐために「特定建築物等定期報告」をしなければなりません。
建物や設備を定期的に調査や検査を行い報告する制度です。
敷地や外壁、屋上や建物内部、避難施設等があげられますが、特に外壁調査に関しては「全面打診等」という大掛かりな調査方法で費用面でも大きなものです。
最近では、打診方法に代わるものとして「赤外線調査」が取り入れられるようになりました。
正確性では打診調査に比較して多少劣るものの、それ以外の料金・安全性・作業日数・建物への影響などの面では優れています。
外壁調査でも、補修工事のためなのか、報告書用なのか、などの目的によって使い分けている場合も多いようです。