省エネ計算について詳しくご紹介
省エネ計算とは建物の省エネ性能を評価するために用いられる方法論です。
建物の設備や構造などを分析し、省エネ効果が期待できる改修や設備更新の提案を行うことができます。
具体的には建物の断熱性能や空調設備の効率、照明設備の光源効率などを計測・評価し、その結果をもとに省エネ対策を立案します。
計算方法は省エネ計算を行う上で必要な手法やアルゴリズムのことです。
建物の性能評価には様々な計算方法が存在しますが、代表的なものとしてBEIが挙げられます。
BEIは建物のエネルギー消費量を面積で割った値で、値が低いほど省エネ性能が高いことを示します。
空調設備は建物内の温度や湿度、換気などを調整するための設備です。
冷房や暖房、空気清浄機などがあり、適切に設定された空調設備は快適な室内環境を実現するとともに、省エネにもつながります。
最近では省エネ性能の高い空調設備が開発されており、その導入によって大幅なエネルギー削減が期待されています。
増改築は建物を改装・拡張することを意味します。
建物の老朽化や用途変更などによって、増改築が必要になる場合があります。
このとき、省エネ対策を講じることで、新たに追加される部分や改修される部分のエネルギー効率を向上させることができます。
届出は建物に関する手続きのひとつです。
建築基準法に基づき、建築物を新築・増改築する場合には都道府県知事に対して建築物届出を行う必要があります。
また、省エネ性能の向上を目的として、一定の面積以上の建築物については省エネ基準に基づくエネルギー消費量の届出が必要とされます。
届出には建築物の設計図面や施工計画書などの提出が必要となります。